新型コロナウイルスに関する支援策が3月末で終了するため、4月からは負担額が大きく変わります。

『治療薬』は、2023年5月の5類移行後も全額公費で負担されていましたが、2023年10月からは薬の種類に関わらず最大9000円の自己負担となりました。

 2024年4月からは、医療費の負担割合に応じてより高額な支払いが必要になります。

『ワクチン』は、全額公費負担の臨時接種が終了します。2024年度からは、65歳以上や基礎疾患がある60歳から64歳を対象に、費用の一部を自己負担する定期接種になります。

 入院費は現在、高額療養費制度を適用した上で、公費から1万円が補助されていますが、こうした措置がなくなります。

 治療薬については、塩野義製薬が開発した国産初の新型コロナ飲み薬「ゾコーバ」では、患者の負担割合に応じて5200円から1万5500円を支払う必要があります。

「ラゲブリオ」は9400円から2万8200円、「パキロビット」は9900円から2万9700円となります。

【動画で見る】ワクチンは全額公費が終了…4月から新型コロナに関する負担額に大きな変化「ゾコーバ」等薬も高額に