昭和の家族をテーマにした作品で知られる創作人形作家・安部朱美さんの作品展が、愛知県安城市で開かれています。

 縁側で家族揃ってスイカを食べた夏の日。会場には、粘土や和紙を使って昭和の懐かしの風景を表現した約70作品が展示されています。

 赤ちゃんを抱いた母親が子どもたちに絵本を読み聞かせている作品は、親子のぬくもりを感じさせます。

 寺の境内でチャンバラごっこに興じる子どもたちや、3世代の家族がちゃぶ台を囲む姿などほのぼのとした昭和の一コマに、訪れた人たちは懐かしそうに見入っていました。

 この作品展は安城市歴史博物館で3月24日まで開かれています。