名古屋城の木造復元をめぐる市民向け説明会に、いわゆる「サクラ」の参加者が仕込まれていた疑いが浮上しています。

 問題が浮上したのは、2019年に名古屋市が開いた市民向け説明会です。名古屋市議と市長の特別秘書との間で「木造復元に賛成派のサクラを用意して意見を述べさせる」という趣旨のメールのやりとりがあったということです。

 特別秘書はメールの存在を認めて「軽率だったと反省している」としたうえで、市長からの指示ではないとしています。

 名古屋市はサクラ行為は実行されていないとしていますが、河村市長は自身の関与を否定したうえで、特別秘書を厳重注意したことを明らかにしました。

河村名古屋市長:
「いわゆるサクラですわね、仕込んであってやったというのはいかんですから。決まった人を呼んで誘導しろとかね、そんなこと言ったことはただの一回もありませんよ」

【動画で見る】名古屋城木造復元巡る市民向け説明会に『賛成派のサクラ』か 市議と市長の特別秘書との間でメールやり取り