タクシードライバーの人手不足を補うため、「アプリ専用」タクシーが登場しました。給料は時給制で「副業」も可能というこのサービスですが、業界の救世主となるのでしょうか?

 2日、名古屋市内で運行を始めたタクシー。車体には「GO Reserve」の文字があります。

 名鉄タクシーグループが東海地区で初めて導入したアプリ専用タクシーで、アプリからの予約に限り客を乗せることができます。

 運転するのは「GO Crew」と呼ばれる乗務員です。時給1350円で、週3回・1日5時間から働けるため副業も可能となっていて、生活スタイルに合わせてハンドルを握ることができます。

40代の乗務員:
「(以前は)警備員をやってました。全く違う業界をやってみようかなと思った時に募集されていたので。パートタイムということなので、負担は少ないかなと思って」

 長時間労働や早朝・深夜の勤務が当たり前だったタクシー業界で、柔軟な働き方でドライバーのなり手を増やし、人手不足を解消するのが目的です。

浅野丈夫社長:
「供給力不足の打ち手の一つになるものだと。多様な人材を確保できるという手応えを感じております」

 安全を確保するため乗務員になるには第二種運転免許が必要で、接客やサービスの研修も受ける必要があります。

「GO Crew」には既に60人ほどの応募があったということで、名鉄タクシーグループは10人を採用し、今後も増やしていきたいとしています。

【動画で見る】パートの乗務員が運転…名鉄タクシーグループが『アプリ予約専用のタクシー』導入 人手不足の解消が目的