
三重県の鳥羽市消防本部は、心肺停止の患者を搬送中の救急車が道を間違え、病院への到着が遅れたとして1月16日、謝罪しました。
鳥羽市消防本部は1月14日、急病の高齢患者を救急車で搬送していた隊員が、病院へのルートを間違えて1.4キロほど走行し、到着が予定より4分ほど遅れたと発表しました。
患者は搬送を始めた時点で心肺停止状態で、車内で救命処置は続けていたものの、病院で死亡が確認されました。
運転していた隊員は「直前に別の患者を搬送した病院が頭の中に残っていて、道を間違えてしまった」と説明しているということで、鳥羽市消防は遺族に謝罪しました。
ただ医師からは「到着の遅れと死亡との因果関係はないという見解を得ている」としています。
【動画で見る】「別の病院が頭の中に…」心肺停止の患者搬送中の救急車が道間違え到着遅れる 死亡確認され遺族に謝罪