インターネットなどを利用した犯罪が相次いでいますが、愛知県警が2025年度から「サイバー局」を新設する方針を固めたことがわかりました。

 関係者によりますと、愛知県警が新年度から新設する「サイバー局」には、現在、捜査を主管している「サイバー犯罪対策課」と、データ解析などを行う「情報技術戦略課」が組み込まれるということです。

 指示系統を一元化することで、サイバー犯罪などに対する捜査力を高める狙いで、愛知県警は警察庁などと調整を進めていて、国の新年度予算が成立すれば、サイバー局長には、国家公務員である警視正の階級が充てられる見通しです。

 ネットバンクへの不正アクセスなど、サイバー犯罪の愛知県警の検挙件数は、5年前からおよそ200件増えていて、通信履歴などを解析する技術力の強化や、捜査員の育成が急務となっていました。

【動画を見る】ネット犯罪等への捜査力を強化…愛知県警が2025年度から『サイバー局』を新設する方針固める 警察庁等と調整