愛知県春日井市にある「愛知県医療療育総合センター中央病院」で2023年7月、当時10代の女性患者が手術後に低酸素状態になりましたが、看護師がアラームを放置し、一時、心肺停止となる医療ミスがありました。

 愛知県春日井市にある愛知県医療療育総合センター中央病院によりますと、2023年7月、重度の知的障害のある当時10代の女性が誤嚥性肺炎で入院、気管を切開しチューブを入れる手術を受けました。

 その後、チューブを外して状態を観察していた際に、異常を知らせるアラームがなりましたが、当時7人いた看護師が対応せず、女性はおよそ20分放置され心肺停止となりました。

 女性は一命を取り留めたものの、表情が乏しくなるなどの症状が現れたということです。

 担当の看護師はアラームに気付かず、ほかの看護師も「担当の患者ではない」などの理由で対応しなかったということで、県は研修など再発防止策を徹底するとしています。

【動画で見る】その後“表情が乏しくなる”等の症状…重い知的障害ある10代女性 看護師がアラームを放置し一時心肺停止に