愛知県豊橋市の「新アリーナ」の整備を巡り、長坂尚登市長は市議会が二度にわたり可決した契約解除を制限する条例改正を不服として、2月18日午後にも大村知事に裁定を求める方針です。

 長坂市長が中止を公約とする新アリーナを巡っては、市議会の多数を占める推進派が「契約解除に議会の議決が必要」とする条例改正を提案し可決しましたが、市長が審議のやり直し=再議を求めていました。

 議会側は、1月29日の臨時市議会で条例改正案を再び可決しましたが、長坂市長はこの再議の結果に不服があるとして、18日午後にも大村知事に審査を申し立て裁定を求める方針です。

 大村知事は定例会見で「第三者の有識者を入れた審査委員会をつくり対応する」と話していて、長坂市長は裁定に不服があれば裁判所へ訴えることもできます。

※画像は豊橋市提供

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