
名古屋市は、市営地下鉄東山線の名古屋駅と伏見駅の間で検討していた「柳橋駅」の設置に向けた調査を打ち切り、計画を凍結することを決めました。
東山線の名古屋駅と伏見駅の間には、1957年の地下鉄開通前から「柳橋駅」の構想があり、リニア中央新幹線の開業を視野に、河村前市長も駅の新設に前向きな姿勢を示していました。
市によりますと、人件費や資材の高騰で必要な事業費が当初見込んだ150億円から少なくとも200億円に膨らみ、需要に見合わないことから、2024年度で調査費の計上をやめ、計画を凍結するということです。
代わりに2026年度にも、2両編成のバスを使った新たな公共交通システム「SRT」の停留所を設けることを検討するとしています。
【動画で見る】事業費が需要に見合わず…名古屋市営地下鉄『柳橋駅』新設の調査打ち切り 河村前市長が前向きな姿勢示した事業