岐阜県岐南町の男性職員が、業務上必要のない同僚職員の名前を前町長に報告し、2025年3月10日に懲戒処分を受けました。

 岐南町によりますと、40代の男性職員は2023年6月、小島前町長に対し同僚職員の個人名を必要のない場面で報告していました。

 報告の詳しい状況は明らかにされていませんが、当時は前町長のセクハラ疑惑を受け議会が辞職勧告などをしていた時期で、男性職員は「前町長の命令でやむを得ず動いた」と話しているということです。

 同僚職員からの申し出を受けて、ハラスメント防止委員会が男性職員の行為をパワハラと認定し、町は3月10日付けで戒告処分としました。

 小島前町長は複数の職員へのセクハラやパワハラを認定されて2024年に辞職し、町は役場内のハラスメントを防止する条例の制定を進めています。

【動画で見る】ハラスメントで辞職前の町長が命令…個人名が不要な場面で前町長に同僚職員の名前報告 40代職員の行為をパワハラ認定