愛知県弥富市の中学校で24日、3年生の男子生徒が同じ学年の生徒に刺され死亡した事件について生徒2人の関係性や時系列などについてまとめました。

 弥冨市の教育委員会によりますと、2人は同学年で中学3年生。クラスは隣同士で、2年生の時は同じクラスだったということです。また2人は小学校も同じでした。

 学校側は現状、2人の間にトラブルがあったかどうかは把握していないということです。

 刺した男子生徒は、警察の調べに対して「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めていて、警察は容疑を殺人に切り替えて捜査しています。

 この学校では24日、朝7時45分に開門し、生徒たちが順次登校。事件が起きた午前8時過ぎは朝の「読書タイム」前の荷物整理の時間で、各クラスに生徒も担任の教師もいる状態だったということです。

 教育委員会によると、死亡した男子生徒は教室近くの廊下で刺された後、出血した状態で歩いて教室に戻ったということで、病院に搬送されましたが約2時間半後に死亡が確認されました。

 学校側は6限まで予定していた授業を4限までとし、全校生徒を給食後に下校させています。

 午後7時ごろに保護者に向けた緊急説明会が開かれる予定で、今後教育委員会は第三者委員会を作って原因の究明を急ぐとしています。

廊下で刺され出血状態で教室へ…中学校で生徒が刺され死亡 逮捕の生徒は隣のクラス「問題にはなっていない」