去年先生が会場で直談判…ショコラの祭典アムール・デュ・ショコラに高校生が生産したハチミツ使用の商品登場
1月20日に名古屋で開幕する、ショコラの祭典「アムール・デュ・ショコラ」。今年は高校生が作った「ハチミツ」を使った商品が登場します。
目にも楽しい芸術的なショコラ。つややかで色鮮やかなハート型ショコラの中に入っている「ハチミツ」は、高校生が生産したものです。
作ったのは、ショコラの本場フランス・パリで活躍するショコラティエ・佐野恵美子さん。
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佐野さん:
「4年前に初めてアムールに出店したときに、すごく愛知の方々から歓迎していただいて大好きな街になったんです。アムールに参加するときは、必ず愛知の特産品を使ってチョコレートを作りたいと思うようになったのがきっかけです」
佐野さんのお店「レ・トロワ・ショコラ・パリ」は、2019年からアムール・デュ・ショコラに出店。毎年愛知県内の食材を使った特別なショコラを考案してきました。
それを知った一宮商業高校の先生が2021年、アムール・デュ・ショコラの会場で生徒たちのハチミツを使ってほしいと佐野さんに直談判したのがきっかけでした。
佐野さん:
「試作で小さなビンで(ハチミツを)送っていただいたときに、一口なめてみて『これは素晴らしいクオリティだ』と実感しました」
2021年5月に初めて採れた「一商ハチミツ」の売り込みに成功。
佐野さん:
「彼らが作ったハチミツの味を台無しにしないように、カカオとのバランスをとるところはすごく気を付けました」
半年以上をかけて一商ハチミツを使ったショコラを完成させ、この日初めて生徒たちが食べると…。
生徒たち:
「酸味があっておいしかったです」
「半分に割って食べたんですよ。一口目を食べたときにトローっと(ハチミツが)入ってきて、その後にカカオの味がグァーっと引き立てるような感じで」
「とろけるようなチョコがおいしかったです。自分たちが作ったハチミツがみんなに食べてもらえるのが、とてもうれしいなと思います」
花の香りで優しい甘みのハチミツと、エクアドル産のカカオが見事に調和。生徒たちも感動のショコラとなりました。
佐野さん:
「チョコレートにうるさいフランス人たちも『素晴らしいハチミツだ』と言ってもらったので自信作です」
『アムール・デュ・ショコラ』は1月20日から、名古屋市中村区の「ジェイアール名古屋タカシマヤ」で始まります。