かける場所が高すぎて子供では届かない子供部屋のクローゼットを有効活用したい。25万人のフォロワーを持つ人気の整理収納アドバイザーに、100円ショップのつっぱり棒でできる収納術を教えてもらいました。キーワードは「浮かせる収納」です。

■つっぱり棒とロープで2段に…子供では高くて届かないクローゼットを使いやすく

 愛知県在住の整理収納アドバイザーのakiさんは、100円ショップやホームセンターなどのアイテムでできる手軽な収納術が話題となり、SNSのフォロワー数は25万人を超えています。

【画像20枚で見る】100円ショップのつっぱり棒でクローゼットもスッキリ…収納アドバイザー直伝『浮かせる収納』

2021年に発売した本「楽してキレイが続くシンプル収納」は、楽天ブックスランキング・インテリア部門で1位を獲得しました。

 akiさんが今回、収納術を伝授するのは主婦の裏谷智子さん(48)です。旦那さんと2人のお子さんと4人で暮らしています。裏谷さんが収納に困っているのは、「子供部屋のクローゼット」です。

裏谷さん:
「クローゼットが空なんです。子供服は親と一緒のところに置いてあるので」

子供服は別のクローゼットに置いていて、現在子供部屋のクローゼットは空。かける場所が高く、子供には届かないクローゼットを、100円ショップのつっぱり棒とロープで使いやすいクローゼットに変身させます。

用意したのは、「白い伸縮式つっぱり棒85-120cm」(ダイソー 165円)に、「綿ロープ 約6mm×3m」(セリア 110円)。一体、どのように使うのでしょうか。

akiさん:
「まず、ここにヒモをつけて、ヒモからヒモという感じで…。つっぱり棒をブランコ状にかけて収納」

上の棒とつっぱり棒をロープで結びます。綿ロープは最大60キロまで耐えられますが、たくさんの服をかけても落ちないように、結び目は3~4重に。さらに…。

akiさん:
「このボックスはつっぱり棒に通して、子供たちが使う靴下入れに」

収納ボックスを浮かせてブランコ式のクローゼットが完成。さらに、ロープでボックスとつっぱり棒を結べば、何段でも収納ボックスを浮かせることができます。実際に服をかけていくと…。

akiさん:
「洗濯をして干して乾いたら、そのままここにかけるだけなので、たたむ作業がないので楽」

 子供たちが届かない上段のポールには、季節外の洋服を。これで衣替えの時は、上と下を交換するだけで簡単です。

■クローゼットの数センチのくぼみも有効活用…つっぱり棒でカバンや帽子をスッキリ収納

 ここで、akiさんからクローゼット側面の数センチのくぼみを使ったさらなる収納の提案が。

akiさん:
「そこ(玄関)にカバンが沢山かけてあると、動線として通路が狭くなっちゃうので…」

 玄関にかけてあったカバンや帽子が気になっていたakiさんが注目したのは、クローゼットの側面。ここに「つっぱりポール白 55cmから90cm」(セリア 110円)を渡し、「つっぱり棒専用 クリップフック 4P」(セリア 110円)を取り付けます。ここに帽子やカバンをかければ、玄関前もスッキリです。

裏谷さん:
「考えつかなくないですか?ここ2センチあります?(スペースが)あること自体気付かなかった」

そしてレジャーグッズや布団のシーツなど、普段使わないものをボックスに入れ上の棚に収納すれば完了。空だったクローゼットが、「浮かせる収納」で大変身です。

akiさん:
「浮かせる収納のメリットは、スペースの有効活用。色々な場所に物が収納できるのがポイント」

つっぱり棒やロープを使って、無駄のない収納スペースに。浮かせているため床に物がなく、掃除も簡単。「浮かせる収納」で、収納の幅も使いやすさもアップです。