6月1日は国連の機関が定めた「世界牛乳の日」です。飲み残しを減らしてもらおうと、給食にちょっと変わった牛乳が登場しています。

 岐阜県関市の旭ヶ丘小学校。この日の給食はいつもの紙パックとは違うビンの牛乳ですが、みんな何か気になる様子。

女の子:
「(ビンに触ったら)今日はデコボコしていて」

 豪快に牛乳を飲み干す男の子も、じっとビンを見つめています。

男の子:
「ミルクモンスターというものが書いてありました」

 実は、牛乳ビンには白い塗料で四コマ漫画が描かれていたのです。

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 牛乳を半分飲むと…。

<四コマ漫画>
「わたしはめがみのモンスタークリーム」
「おしゃれー」

 最後まで飲み干すと…。

<四コマ漫画>
「なまクリームでできたドレスです!」
「ひぇーっ!ベトベトする」

 オチまで楽しめるという仕掛けです。

男の子:
「何が描いてあるか、楽しみで飲める」

女の子:
「キャラクターを見ながら牛乳が飲めて楽しくて美味しかったです。これからも続けてほしいです」

 この牛乳を提供したのは地元の「関牛乳」。学校が行ったアンケートでは、およそ18%の児童が給食の牛乳を「全く飲まない」「毎日もしくは時々残す」と答えています。

 飲み残しを減らし「フードロス」の問題を考えてもらいたいと、広告会社とタッグを組み「ミルクコミック」を考えました。

関牛乳の社長:
「牛乳の大切さを知ってもらって、毎日給食に出てくる牛乳の意味を感じてもらえたらなと思っております」