6月22日に参院選は公示され、7月20日の投開票に向けて選挙戦が始まりました。

「選挙スタッフのお弁当はいくらまで?」「有権者がSNSで誰に投票したか投稿するのは?」など、選挙のルールについて永田町を取材して30年のジャーナリスト・鈴木哲夫さんに聞きました。

■SNSで誰に投票したかを発信するのは?…意外と知らない選挙にまつわるルール

 選挙におけるルールは、公職選挙法で定められています。例えば「選挙運動のポスターに、ハートマークは使っていいのか?」。

 答えは「使えます」。縦42センチ、横30センチの枠内に収まっていれば、形は自由で使用することが可能です。

「選挙カーの走行中に、演説をしてもいいのでしょうか?」。答えは、ダメです。走行中の選挙カーでできるのは、同じことを繰り返し言う“連呼行為”のみと決まっています。但し、停車中はこの限りでありません。

【動画で見る】走行中の選挙カー“名前の連呼のみ”には理由が…意外と知らない『選挙のルール』

 インターネットを使った選挙活動が解禁され、ネットを活用した選挙運動ができるようになりましたが、「立候補者ではなく、有権者がメールで選挙運動をしてもいいのでしょうか?」

答えは候補者や政党はメールを使った選挙活動ができますが、有権者はダメです。ちなみに有権者は、投票日当日に、SNSで「投票に行った」という投稿は問題ありませんが、「誰に投票したか」についての投稿をしてはいけません。

ジャーナリスト・鈴木哲夫さん:
「一般の有権者ではなく運動員の場合もある。そういう意味で、選挙運動に。明確に差をつけている」

■選挙にかかる費用は500億円から600億円…衆院選に比べてお金がかかる「参院選」

 続いては、気になる選挙にまつわるお金の話。「選挙スタッフのお弁当やおやつ代はいくらまでと決まっているのでしょうか?」

答えは「お弁当は1食1000円まで、おやつは1日500円まで」と決められています。

鈴木さん:
「事務所に行って飲み物とか振舞う。これはどうなのって話になるので、金額を設定している」

 衆院選に比べて、参院選はお金がかかります。選挙期間が衆院選の12日間に対し、参院選は17日間と長いことがあります。

 また、小選挙区制の衆院選に比べて、参院選は基本的に全県が選挙区のため、選挙活動のエリアが広いこともあります。

 国のお金である「国費」も500億円から600億円かかります。立候補者は公的負担金で選挙活動をサポートしてもらえますが、前回の参院選では1人当たり4100万円でした。

鈴木さん:
「だからちゃんとした人が立候補して、ちゃんとした選挙をしなきゃいけない。これだけお金かけているから」
 
 私達のお金がたくさん使われている選挙で、有権者はどのような審判を下すのでしょうか。参議院議員選挙は、7月10日投開票です。