
東海地方では7日、寒気の影響で冷え込み、いずれも11月中旬並みの肌寒い1日となりました。家電量販店や雑貨店では、寒さ対策グッズを店頭に取り揃える「冬支度」が本格的に始まっています。
今シーズン一番の冷え込みとなった7日。最低気温は名古屋で15.4度など肌寒さを感じる1日となり、街には長袖を着た人が目立ちました。
日付が変わって午前1時には17度を超えていましたが、その後はどんどん気温が低下し、日中もほとんど気温が上がりませんでした。

街の女性:
「だいぶ寒いですね。11月中旬くらいの感じですか。あったかい物をすぐ出しました」
別の女性:
「私今日はセーター着て長袖着てジージャンです。いきなりです、こんなに寒いの。だから暖房を使いましたわ」
急にやってきた肌寒さ…。家電量販店では早くも「冬支度モード」になっていました。
ジョーシン一宮尾西店の店長:
「ここからここまでが暖房器具コーナーになっております。9月末で完成しました」
【動画でみる】今季一番の冷え込み…家電量販店等は早くも『冬支度モード』電気料金値上げの影響で“節電機能”付きが人気

石油を使うストーブやファンヒーターに電気ストーブ。早くも暖房機器100点以上を取り揃えたコーナーが設けられていました。

ジョーシン一宮尾西店の店長:
「特に昨日から気温が下がっておりまして、お客さまからのお問い合わせが非常に多くなっております」
10月に入って肌寒い日々が増え、暖房機器の滑り出しは月の初めから好調。特に今年は電気料金値上げの影響で「節電機能」付きのものが人気を集めているといいます。
熱を吸収することで、体の内側から暖まるという遠赤外線タイプの電気ヒーターは、一般的なヒーターに比べて半分の電力でも十分暖かさを感じるとして、問い合わせが相次いでいます。

ジョーシン一宮尾西店の店長:
「電気代の値上げであったりが叫ばれていますので、お客さまの反応も多いです。省エネ性の高い商品を中心に在庫を増やしております」
名古屋市中区の「ロフト名古屋」でも店内の一角で「冬支度」は始まっていました。

ロフト名古屋の担当者:
「『まるでこたつソックス』という商品です。素材が温熱素材ということももちろんなんですけど、ちょっと特殊な織り方をしておりまして、足首の『三陰交』というツボを温めるような構造になっております」

特殊な素材が「まるでこたつの中」のような心地よいあたたかさを作り出すだけでなく、冷えのツボにも効く構造になっているといいます。
アームカバーは、手首から肘までを覆い、服の隙間から入る風をブロックします。

今季はこうした手首を温める商品が増えているということです。
ロフト名古屋の担当者:
「20度を下回るこの気温って皆さん忘れていらっしゃると思うので、あったかグッズを用意しておりますので、早い段階から準備していただければと思います」