「理不尽だ」と親たちが苦しむこともあるPTA活動。名古屋市の便利屋を取材すると、PTAの一員である人の個人的な活動の代行依頼が、続々と寄せられていました。

 名古屋市中区にある便利屋「ウーマンズ」で話を聞きました。

ウーマンズの担当者:
「(PTA関係の依頼は)ありますね。両親共働きが多いので、仕事を休まなければならないという悩みの相談みたいなところから話を受けまして」

共働き世帯が増え、PTAに関する活動の代行依頼が来るようになったといいます。

その依頼内容について、一例を挙げてもらいました。

ウーマンズの担当者:
「月に1度の学校の案内、何がありましたという案内(広報誌)を作るのを手伝ってもらえないかという依頼は受けましたね。写真だけいただいて、話を私が聞いて、印刷担当の子がやるという感じです。(代行業者を)使ってもらって、親御さんたちが少しでも楽になっていただければ」

【動画で見る】「代わりにPTA会合に出て」「登校時の見守りをして」街の便利屋に寄せられるPTA活動の“代行依頼”

 また、名古屋市の別の便利屋「クライアントパートナーズ」にも、PTAの一員の人から続々と依頼が来ているといいます。

依頼の内容は例えば、「PTAでやることが多くて手が回らないから、運動会のビデオ撮影をしてほしい」というものや…。

コロナの後遺症で倦怠感に悩まされていた人から、「子供たちの登校時の見守りをしてほしい」という依頼もあったということです。依頼人の身内として参加し、周囲も気にするそぶりは見せなかったそうです。

また「仕事を休めないので、代わりにPTA会合に出席してほしい」という依頼もあったといいます。

会合では発言が求められることもあるので、こうした依頼は熟練のスタッフが担当するということです。

2022年12月2日放送