将棋の藤井聡太七冠は27日、八大タイトル独占を目指し、永瀬拓矢王座との王座戦第3局に臨んでいます。対局の場は藤井七冠の地元、愛知県で、両者とも昼食は愛知らしいメニューを選びました。

 王座戦第3局が行われているのは名古屋市中村区の「名古屋マリオットアソシアホテル」です。27日は藤井聡太七冠の先手で始まり、得意とする角換わりの出だしとなりました。

 しかし永瀬拓矢王座がこれを拒否し、序盤から工夫を凝らして対抗しました。

 これまで事前情報が出てこなかった勝負飯も、お目見えしました。

 藤井七冠が選んだのは、あいち牛のハヤシライスに名古屋コーチンの卵のオムレツをのせた一品です。ハヤシライスとオムレツはホテル15階のレストランのビュッフェで、食べることができるということです。

 永瀬王座は、昼食に午後3時のおやつを一緒に食べるのが“定跡”です。今回は三河一色産のうなぎのひつまぶしと、フルーツの盛り合わせを注文しました。

『日本料理 京都つる家』の料理長:
「ホテルのルームサービスで提供していたんですけど、一般のお客さまにも10月1日から販売させていただきます。おいしいので皆さんで楽しんでいただけたらと思っています」

 対局はどちらが勝っても王手がかかる重要な一局です。現在、永瀬王座がわずかにリードしていますが、夕食休憩後には波乱の展開も予想されます。