あれから一年…。北山修治(渡辺いっけい)は「たんぽぽ農場」で過去に問題を起こしたり、心に傷を負ったりしている子供たちの面倒を見ていた。今、この施設で暮らすのは6歳から17歳までの7人の子供たち。また、新しい食事係りとして西川小春(小川菜摘)が農場にやってくることに。
農場で暮らす17歳の少女・磯山希望(のぞみ)(小島藤子)は密かに地元の高校生・加賀美蓮(松下優也)に想いを寄せ、ひょんなことがきっかけで親しくなる。しかし、希望は少年院を出て、たんぽぽ農場で暮らしていることを蓮に隠し、打ち明けられずにいた。
一方、加賀美家では蓮の妹・優香(未来穂香)が、蓮に彼女が出来たのでは…、といち早く気付き、蓮の父・亮介(新井康弘)、母・章子(七瀬なつみ)も辛い過去に苦しみ続ける蓮が最近明るくなってきたことに驚き、嬉しく思っていた。
そんな中、札付きの不良少年・真太郎(森田直幸)が農場の新メンバーとして加わる。子供たちは彼を嫌うが、希望だけは彼の瞳に宿る深い哀しみが忘れられなかった。
すっかり蓮と打ち解けた希望だが、蓮が過去に遭った辛い経験から「たんぽぽ農場」を嫌悪していることを知ってしまう。