とげ 『小市民 倉永晴之の逆襲』

毎週土曜日よる11時40分

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出演者コメント

9月23日

出演者のみなさんからコメントが到着しました!

倉永 晴之役 田辺 誠一

 山本甲士さんの原作『とげ』はとてもおもしろかったのでこのドラマに出演することをとても嬉しく思います。原作は関西弁なので、会話のバランスやリズムが本当におもしろくて、あっという間に本を読み終わりました。ドラマでの僕の役は標準語なので、また違った角度から役作りをしていければと思います。内容は、ひとつの事柄が起きても、まだ解決していないのに次の話がもう始まっているというそのスピード感が魅力的で、まさに今回の倉永晴之は巻き込まれ型というか、あれよあれよという間に絡まっていく気がしています(苦笑)。気付いたら題名でもある「とげ」が刺さっているという。とげを抜くのも痛いし…(笑)。
 原作を読み、今回の舞台の市民相談室という部署があることを知り、市民に一番身近で頼りになるところだと思いました。こういう場所があるということはとても心強いですし、僕も利用していいんですよね(笑)。ちょっと区役所に行ってみたくなりました。
 晴之とは共感できる部分があり、僕もなるべく波風を立てずに生きてきた方なので、そういうところは似ていると思います(笑)。そんな晴之が反撃して、はっきり物を言っていくところがとても気持ちいい部分なのかなと思いました。僕も見習いたいです。ちなみに晴之のストレス解消法はアロワナに話しかけながら発泡酒を飲むことですが、僕は家の犬と遊ぶことでしょうか。犬の肉球を触るのが好きで…でも、なかなか触らしてくれないです(悲)。
 僕の妻、倉永裕美役の西田尚美さんはモデル時代から知っていて何度か共演していますが、西田さんはとてもキレイだけど面白い雰囲気も持っている方なので、倉永家の家庭像を一緒に作っていくのが楽しみです。そして、鹿賀さんと木の実さんのようなエネルギッシュな大先輩と共演できるのもとても楽しみです。
 ドラマの見どころとしては、晴之にありとあらゆる難題がふりかかってくるなか、どう立ち向かっていくのか!? 数々の不条理を打ち返し、予想もしない展開になる大逆転劇、週末の夜に楽しんでいただけるドラマになれたら嬉しいと思います。

倉永 裕美役 西田 尚美

 台本を読んで、主人公・倉永晴之の仕事や、家庭での立ち位置がとてもリアルに描かれていると感じました。そんな晴之がいろいろな事に巻き込まれながらも、いつのまにかとてもたくましく、頼もしくなる様がとてもおもしろくて、晴之はまさに世の中のお父さんの代表格だと思います。
 私が演じる妻の裕美には共感できるところがたくさんあります。働きながらの家事や子供の時間、そしてママ友とのお付き合い等、裕美個人の時間はほとんどないなかにも、実は夫との時間や、家族の時間をとても大事にしている人なんだろうなと思います。
 夫・晴之役の田辺誠一さんとは、お互いにモデル時代の昔、よくご一緒していました。でも、夫婦役でこんなに近しくご一緒するのは初めてで、現場では田辺さんの飄々とした性格に私も巻き込んでいただけたらと、とても楽しみにしています。
 晴之はいろいろな出来事に巻き込まれ、それでも正義感を持ち、変化していきます。と、同時に、裕美もいつの間にかいい意味で、彼に巻き込まれて変化していくように演じられたらと思っています。

白銀 佳代役 木の実ナナ

 倉永晴之役の田辺誠一さんとは初めて共演させていただきますが、とても優しくて穏やかな方という印象です。台本を読み、晴之に巻き起こる様々な出来事には「ストレス溜まるよね」と、共感するところもありますが、今回の私の役は、晴之のストレスになる原因のひとりなので…(笑)。ここは、思いっきりやらせていただくことで、田辺さんとの掛け合いを楽しみにしています。
 白銀佳代というキャラクターは、実は私自身あまり経験したことのない役柄です。白銀は突拍子もないことを騒ぎ立てる、本当に迷惑で面倒な市民ですが、でも、どこか可愛く淋しげで、「こっちをむいて!」という、人恋しさを表現できたらいいなと思っています。

長田 孝治役 西村 和彦

 原作を読み、これだけ私利私欲にかられた人たちが登場する物語はとても珍しく、だからこそ登場人物は皆さん個性的で、少し大げさかもしれないですが、本来人間とはこういうものではないかなと思いました。僕が演じる長田孝治も目標達成のためには手段を選ばず、打算的な考え方を平気で表に出せる人間で、こういう性格の男にはなりたくないと思う反面、自分にも少しはある部分なのかも…など考えつつ(苦笑)、試行錯誤しながら楽しく演じていきたいと思います。
 倉永晴之役を演じる田辺誠一さんとは、約20年ぶりの共演です。晴之は様々な出来事に巻き込まれていきますが、自分の大切なものを守るために次第にまわりが見えなくなってくるという一面には、僕もとても共感できます。特にドラマの後半は、晴之と長田のシーンが色濃く物語に反映できるのではと、久しぶりにご一緒できるのをとても楽しみにしております。

常磐 栄太役 鹿賀 丈史

 原作を読み、生活に起こりうる理不尽な出来事をとてもリアルに描いた作品だと感じました。市役所は実際この本のように、毎日、相談やクレームが来ることが多い、大変な仕事なんだろうと思います。ただ、いろんな問題と向き合ってくれている方々が実際にいらっしゃるからこそ、私も安心して生活ができるのだなと思いました。
 ドラマでも倉永晴之は市民の相談やクレームなどに忙しく、演じる田辺さんは出ずっぱりで、セリフも多い役なのでとても大変だと思います。とは言え、僕が助けられることはないのですが…(笑)。2人の掛け合いを楽しみにしています。
 私が演じる常磐栄太は、いてもおかしくないような市長で、市長の人間的なおかしさや、魅力的なところ、また、少し道からはずれたところを、おもしろく演技にのせていけたらいいですね。

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