新型コロナウイルスの感染拡大が続く名古屋市の河村市長は、市内で現在70床あまりしかない感染者を受け入れる病床を、300床程度に増やす方針を示しました。

 河村市長は3日の記者会見で「病床の十分な確保は喫緊の課題であることから、300程度に拡大するということで、県と調整をしてやっている」と述べ、市内で現在70床あまりしかない感染者を受け入れる病床を、近く300床程度にまで増やすため、愛知県と調整を進めていることを明かしました。

 名古屋市では、2日まで4日連続で新規の感染者が100人を超えているほか、重症化のリスクが高い高齢者への感染も広がっていることから、病床の確保が課題となっています。

 また、検査体制についても、現在の1日433件を倍増させるため、診療所でも唾液などの検体を採取するよう、名古屋市医師会に協力を求めているということです。