愛知県の大村知事のリコールに向け提出された署名のうち、8割が無効だった問題で、署名に名前を無断で使われたなどとして、弥富市議の5人が名古屋地検に告訴状を提出しました。

大原弥富市議:
「民主主義の中で、なぜこのようなことがあるのか。5人の生年月日とか住所は全部あっています」

 弥富市の大原功市議ら5人は、1月4日に大村知事のリコールに向け提出された署名について個人情報の開示請求をしたところ、署名していないにもかかわらず、自身の名前や住所が書かれていたことを確認しました。

 このため3日、何者かが署名を偽造したとして、地方自治法違反などの容疑で名古屋地検に告訴状を郵送で提出したということです。

 高須クリニックの高須克弥院長が主導し、河村市長が支援した大村知事のリコール運動を巡っては、県の選挙管理委員会が1日、全体のおよそ8割で署名が無効との調査結果を発表しています。