愛知県の大村秀章知事は16日の会見で、政府の観光支援策「GoToトラベルキャンペーン」について、「全国一律の実施ではなく、近隣地域から段階的に広げていく必要がある」との考えを示しました。

 大村知事は16日の会見で、GoToトラベルキャンペーンについて全国一律ではなく近隣地域から段階的に広げていくべきとの考えを示しました。

大村愛知県知事:
「全国一律の実施ではなくて、まず新型コロナの感染状況や、今回の豪雨災害の被災状況などを踏まえ、まず近隣地域から段階的に広げていくなど、地域に応じた対応をしていく必要があるのではないか」

 愛知県では7月1日から15日までのおよそ2週間で感染が確認されている29人のうち、東京をはじめとする首都圏が感染経路になった患者が17人で、全体のおよそ6割を占めています。

 大村知事はこのほか全国的な人の移動を伴うイベントや、参加者が1000人以上を超えるイベントを主催する場合は、県に事前に相談するよう呼びかけました。