東海地方は11日も各地で猛烈な暑さとなりました。この暑さはまだまだ続くとみられています。この夏はコロナと暑さの二重の警戒が必要です。

愛知県では注意を呼びかけるために、「熱中症警戒アラート」を発表することにしました。

 11日もうだるような暑さに見舞われた東海地方。最高気温は、10日に日本一暑くなった岐阜県多治見市や、三重県尾鷲市で37.3度となるなど、20の地点で猛暑日となりました。

 コロナ禍の夏。連日、猛暑が続く中、感染防止を呼びかける愛知県の大村知事の記者会見にも変化がありました。

大村愛知県知事:
「新しい夏の新しい予防、熱中症予防行動をよろしくお願いを申し上げます」

 マスクの着用は熱中症につながる可能性もあることから、気温が高い屋外では2メートルの距離を取ったうえでマスクを適宜はずすなど、コロナと暑さの両方を意識した行動を呼びかけました。

 名古屋で最も熱くなる時間帯を迎えた鶴舞公園。人の姿はまばら、鳩もぐったりと…。

公園に来た男性:
「人がいたら避けようかなと思っていたんですけど。全然人がいなくてびっくりしました」

家族で公園に来た父親:
「きのう鬼ごっこした所はアスファルトが暑すぎて、きょうはこっちに来たんですけど。お茶を持ち歩いてその都度飲むようにしています」

 東海三県に連日出されている高温注意情報は、11日で8日連続。愛知県は、気温など暑さに関する指数が一定の条件を満たした場合、県が独自に「熱中症警戒アラート」を発表することを決め、熱中症への注意を促していくことにしています。