トヨタが31日発売した、新型車「ヤリス クロス」はSUV車で、従来とは違い、女性が乗りやすい機能が多く備わっています。

 SUVといえば、大きな車体とタイヤ、力強い走行が特徴ですが…。

(リポート)
「タイヤは大きくしっかりしているんですが、車高はというと身長158センチの私と同じくらいで、かなりコンパクトな印象です」

 トヨタから31日発売された、新型車「ヤリス クロス」。「ヴィッツ」の後継として今年2月に登場した「ヤリス」のコンパクトなSUVタイプです。

トヨタ自動車のチーフエンジニア:
「都市型でお洒落ということで、やっぱり女性にまずは乗っていただきたいですね」

「女性向け」ということで、ドライバー歴5年、「運転は正直苦手」という記者が試乗してみました。

(リポート)
「視界が広い感じがします」

担当者:
「目線が高いですよね」

 従来のSUVよりも低く、安定した走行が可能に。全長およそ4メートル、幅1.8メートルとコンパクトになっていて、小回りも利きます。

 コンパクトSUVは安定性と乗りやすさで3、4年ほど前から欧米で大ヒット。そこでトヨタでも今回初めて開発しました。

 特徴は乗りやすさだけでなく、駐車時にありがたい驚きの機能も…。

 車に設置された4つのカメラと12のセンサーが駐車スペースを検知し、ボタン1つで自動で駐車してくれます。

 さらに、子供連れや大きな荷物で手が塞がっていても、車の下に足を差し出すことで荷台の開閉が可能です。コンパクトな車体に対し、スペースも広々としています。

 女性が乗りやすい機能が搭載された新型車「ヤリス クロス」。31日から全国で販売されています。