新型コロナウイルスの影響で雇用情勢が悪化しています。愛知県の有効求人倍率が統計開始以来、初めて全国を下回りました。

 厚生労働省愛知労働局によりますと、7月の愛知県の有効求人倍率は前の月に比べ0.07ポイント低下し、1.07倍となりました。

 有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示す指標で、1963年の統計開始以来初めて愛知県が全国平均を下回りました。

 新型コロナウイルスの影響で愛知県では製造業の新規求人が半減したのをはじめ、ほとんどの業種で新規求人が減りました。

 愛知労働局は「リーマンショックの時に比べると今回は全ての業種にダメージがあることが影響している」と分析しています。