三重県明和町の斎宮歴史博物館に、伊勢神宮の歴史書が寄贈されました。

 寄贈されたのは神宮の禰宜だった荒木田氏により代々書き継がれ、平安時代末期にまとまった太神宮諸雑事記の写本です。

 これらは松阪市のまちかど博物館館長の竹本博志さんが8月、京都の古書店で購入したもので、10日は竹本さんから斎宮歴史博物館の上村一弥館長に渡され、感謝状が贈られました。

 太神宮諸雑事記には、清和天皇の時代斎宮の東の橋から女官が落馬した記事など、斎宮に関わる記事も多く載せられています。

 太神宮諸雑事記は、10月3日から開かれる「国史跡斎宮跡発掘50周年記念特別展」で公開されます。