名古屋市立の中学校で修学旅行の添乗をした旅行会社が、生徒の氏名などの個人情報が書かれた書類を紛失していたことがわかりました。

 名古屋市によりますと、旅行会社が紛失したのは市立中学の3年生1クラス35人分の生徒の氏名や性別、修学旅行への参加同意状況、食物アレルギーが書かれた書類です。

 9月15日午後7時頃、修学旅行から帰ったあと、学校近くにあるコンビニの駐車場で添乗員3人が書類の回収をしていた際、中学3年生5クラス分の生徒の氏名などが書かれた書類などを紛失しました。

 翌日の16日午前4時半ごろ、近所の住民がコンビニ近くの路上で書類を発見し学校に届け出ましたが、1クラス分の書類は見つかっていません。

 旅行会社は添乗員が持ち出した個人情報について、会社の施設内で返却することや、書類の部数の確認を徹底するとしています。