
名古屋市昭和区の老舗料亭「八勝館」が、国の重要文化財に指定されることが決まりました。
茅葺屋根の入り口に、和室から広がる絵画のような景色。16日、国の重要文化財に指定されることが決まった名古屋市昭和区の料亭・八勝館。
明治10~20年代に材木商の別荘として建てられ、大正14年、料理旅館として創業しました。
中でも、代表格の「御幸の間」は昭和25年、天皇皇后両陛下の宿泊所として増築されました。
襖には金箔の模様が施され、随所の細工が荘厳な雰囲気を醸し出します。また、室内からは日本庭園が眺められ、建築様式と歴史が評価されました。
八勝館は今年度中に正式に重要文化財に指定される見通しです。