
中部電力が28日に公開したのは「犬型ロボット」。電力会社とロボットという不思議な組み合わせ…。一体何をするための、どんなロボットなのか取材しました。
段差を登ったり、4本足で飛んだり跳ねたりする犬のようなロボット。名前は「Spot」です。その特徴は…。
中部電力の担当者:
「前後左右にカメラがついておりまして、360度見ることで障害物を回避したりすることが可能になっています」
障害物を感知するカメラやセンサーが搭載された、ラジコンのように動かすロボットです。
(リポート)
「こちらのロボットは、発電所などで使われることが検討されています」
「Spot」に搭載されたカメラで、発電所や変電所の中の写真や動画で撮影し、離れた場所にいる作業員に送り点検作業を助けます。
開発したのは、ロボットの開発なども手掛けるソフトバンクの関連会社です。様々な環境の中で活用しデータを蓄積するため、今回中部電力とタッグを組みました。
中部電力では、これまで発電所などの点検は基本的に人が行うことになっていましたが、作業員の高齢化などによる人手不足などを解消するため、「Spot」を活用していきたいとしています。