各地で感染者が増え「第3波」の到来が懸念される中、この週末の東海地方の観光地は、GoToトラベルの影響もあってか多くの人で賑わいました。

 感染対策と賑わいをいかに両立するのか。難しい課題が突きつけられています。

 15日の三重県・伊勢神宮。多くの観光客が参拝に訪れ、夏頃には姿を消した団体客用の観光バスの駐車場は朝から満車に。内宮へと続く「おはらい町」は人で埋め尽くされました。

 話を聞くと、多くの人から「GoTo」の言葉が…。

観光客:
「GoToキャンペーンで。第3波とか言うし、早めにと思って。寒くなる直前なので、ぎりぎり大丈夫かな」

別の観光客:
「GoToトラベルで。今日とか怖いですよね、人も多いですし。まあいつもと比べたらちょっと少ないのかな」

おはらい町で働く人:
「人も戻ってきてくれて、ぼちぼちです。GoToの影響でかなり戻ってきてくれているので、賑やかになりました」

 名古屋随一の観光名所、名古屋城の本丸御殿にも行列ができていました。

観光客:
「神戸から来ました。思ったより(人が)多かった」

別の観光客:
「旅行している分にはそこまで心配は。ただ名古屋城とか、先ほど熱田神宮に行った時に、結構並ぶ時にどうしても密になりますよね。そんなに長い時間ではないですけど、でもちょっと心配にはなりますね」

名古屋城の関係者:
「今日は(人出が)多いですね、久々に。半分か6割くらいまでは戻ってきてると思うんですけど。(コロナが)ここで収まってくれればいいんですけどね、早く」

 賑わいを取り戻しつつある観光地。一方で新型コロナの感染は拡大しています。

 感染の抑え込みを図りつつ、経済をどのように回すのか…。難しい課題が突きつけられています。