
今年の交通事故の死者数が、16日現在で130人と全国ワーストの愛知県では、警察が事故多発の地域2か所に白バイの分駐所を臨時に設置しました。
愛知県警豊田署では、今年の管内における交通事故の死者数が、16日現在で12人と県内で最も多く、11月10日から白バイ隊の分駐所が設置され、取り締まりを強化しています。
この白バイ隊は、岡崎市にある第2交通機動隊から派遣された隊員6人、白バイ6台、パトカー3台で編成されています。
これまでは、拠点の岡崎市から豊田市へ移動の時間がかかるため、事故が多発する日没前後の取り締まりを頻繁に実施できませんでしたが、今後は常時対応できるとしています。
派遣された岩出志帆隊員(29)は、「豊田市は死亡事故が多いのでしっかり取り締まっていきたい。安全第一でやっていきたい」と話していました。
警察によりますと、今年に入って16日までの交通事故による死者数は130人と全国ワーストで、死亡事故が多発している春日井市でも警察学校に白バイの分駐所を設置し、来年の春まで運用するとしています。