愛知県常滑市の中部国際空港に本社を置くLCC=格安航空会社のエアアジア・ジャパンが17日、裁判所に破産を申し立てました。チケット代の払い戻しは、見通しが立っていないということです。

 エアアジア・ジャパンは17日、東京地裁に破産手続き開始を申し立て、受理されたことを明かしました。新型コロナウイルスの影響で国内の航空会社が破産するのは初めてです。

 負債総額はおよそ217億円で、このうち払い戻しのされていないチケット代はおよそ5億2000万円分にあたります。

 購入者は少なくとも2万3400人に上りますが、会社側の弁護士によりますと返金の見通しは立っていないということです。

 エアアジア・ジャパンは今後返金に向け、株主で取締役を派遣している楽天やアルペンなどの企業に支援を求めるということです。