3年生セッター最後の舞台で夢叶える…春高バレー 愛知は星城が4年ぶり出場 「家族に輝いている姿を」
春の高校バレー愛知大会の決勝は、稀にみる激戦となりました。石川祐希選手を輩出した強豪・星城高校が、4年ぶりに全国大会への切符をつかみました。選手と家族の夢が叶いました。
春高バレー愛知県予選の決勝戦は、星城と大同大大同との対決となりました。
試合開始直後から、伝統校と名門校の意地と意地がぶつかり合う中、春高出場に特別な思いで挑むのは、星城の3年生セッター大前隆貴くん。
母も姉もバレー経験者で同じセッター、春高出場は家族の夢です。
大前くん:
「今までの感謝を、春高に連れていくことを宣言します」
そんな家族が見守りますが…大前くんは試合途中でベンチに下がります。バレーはチームスポーツ。全員で最後までボールに食らいつき、星城が4年ぶりの春高出場を決めました。
大前くんの母親:
「インターハイが中止となった時とか国体もなくなった時は、本当にどう声をかけたらいいのか分からなかったんですけど。春高を決めてくれた瞬間は、もう幸せそのものでした」
大前くん:
「喜んでくれたので、勝って今まで頑張ってきてよかったなと思います。東京で自分がコートに出て、もう1回輝いている姿を見てほしいなと思います」