
1月10日の「110番の日」を前に、愛知県豊田市の団地では外国人を対象とした正しい110番の使い方を知らせるチラシが設置されました。
8日、豊田市の保見団地にあるスーパーマーケットには、ポルトガル語やスペイン語で「すぐに警察官に来てほしい時は『110』に」などと、110番の使い方の書かれたチラシが設置されました。
警察などによりますと、保見団地は住民のおよそ7割が外国籍。このうち9割ほどがブラジル人となっていて、110番の存在や利用して良いケースを知らない人もいるということです。
スーパーマーケットの店長で日系ブラジル人の男性(38)は「日本語ができないブラジル人は、僕に110番の依頼をしていた。ポルトガル語でも対応できることを知らないので、チラシがあると良くなる」と話していました。
愛知県警では外国人からの110番があった際、依頼があれば通訳人を介して会話ができ、中国語・ポルトガル語など9か国語に対応できるということです。