愛知県岡崎市の伊賀八幡宮では、弓矢を放ち1年の吉凶を占う恒例の武者的神事が行われましたが、コロナ禍の現状を反映するかのような結果に…。

 武者的神事は、徳川家康ゆかりの伊賀八幡宮に300年以上前から続く伝統行事で、占いの結果は江戸城にも伝えられたといわれています。

 20日は神職と氏子らが神事の前に本殿に集まり、まず商工業や農業などの今年1年の吉凶を占う判定表を作成しました。

 そのあと参拝者が見守る境内で、28メートル先に立てた36センチ四方のヒノキの的を目掛け2回矢が放たれましたが、いずれも外れました。

 この結果を判定表に照らし合わせたところ、今年は天候が上、五穀が中、経済・工業・商業関係は全て下という、コロナ禍の現状を反映するような占い結果となりました。