新型コロナ対策で時短営業する飲食店を狙った侵入盗の被害を防ごうと、愛知県豊川市では三河弁で現金がないことをアピールした防犯ステッカーが配布されました。

「防犯宣言 店内に現金は置いてないだリン」豊川市のマスコットキャラクター「いなりん」とともに三河弁で書かれた防犯ステッカーが、27日に豊川市の飲食店に配られました。

 新型コロナ対策による飲食店の時短営業で、夜間に無人となる時間が長くなったことにつけこむ犯罪者に対し、盗むものはないとアピールすることが狙いです。

 ステッカーを取り付けた飲食店の平山剛啓店長は、「午後8時以降は周りの店も閉店して暗くなるので、被害に遭う確率が高くなるかと心配だった。これで少しでも防ぐことができたら」と話していました。

 このステッカーは市内の飲食店およそ200店舗に配布される予定で、愛知県警では店舗に売上金を置かないように呼び掛けています。