愛知県の大村知事に対するリコール署名について、調査の結果、8割以上に不正が疑われることがわかりました。選挙管理委員会は今後刑事告発を含め検討する方針です。

 高須クリニックの高須克弥院長が主導した大村知事に対するリコール署名を巡っては、去年12月から県選管が各市区町村の選管を通じて不正の調査を進めてきました。

 1日午前に開かれた県の選挙管理委員会で、43万5000人分の署名のうち、83%に当たるおよそ36万人分が無効と判断されたことが報告されました。

 選管は総務省に報告するとともに、今後刑事告発も検討するとしています。

大村愛知県知事:
「8割をはるかに超える署名が無効ということであれば、民主主義の根幹を揺るがす由々しき事態だ」

 不正の疑いが8割に上ったことについて、愛知県の大村知事は「民主主義に対する重大な挑戦である」と厳しく批判しています。