愛知県は5日、新たに86人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。感染者数が比較的多い金曜日で新規感染者が100人以下になったのはおよそ3か月ぶりです。

 愛知県などによりますと5日、新たに感染がわかったのは、10歳未満から100歳代までの86人です。内訳は名古屋市が37人、豊橋市が9人、岡崎市が6人、大府市が5人、安城市が4人などとなっています。

 新規感染者が比較的多い金曜日で100人以下となったのは11月6日の82人以来、91日ぶりです。

 また5日は、蒲郡市の70代女性や名古屋市の80代女性ら感染していた高齢者7人が亡くなったことも発表されました。愛知県内で亡くなった人は436人になります。

 愛知県内の新規感染者は4日までの1週間平均で115.0人と、国の基準ではステージ2に相当する水準まで下がっています。しかし入院患者数は1週間平均で714.1人と、県が解除の目安としている500人を大きく上回っています。

 大村知事は5日の記者会見で「新規感染者は着実に減っているのは事実。こういう傾向が続けば国の緊急事態宣言が3月7日まで1か月延長されるが、それを待たずに解除・卒業が視野に入る」と指摘。その上で「日々の状況をみながら適切に判断する」と述べました。