三重県では12日、新たに9人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、津市や伊勢市などに住む10代から80代までの男女9人です。

 このうち70代と80代の男女4人はクラスターになっている津市内のカラオケ喫茶の利用客で、1度はPCR検査で陰性でしたが、再検査をしたところ、陽性が判明しました。このカラオケ喫茶での感染者は15人になりました。

 津市や志摩市のカラオケ喫茶でクラスターが相次いでいることをうけ、三重県は県内のカラオケがある施設900店舗に利用客の連絡先を確認するなどのチェックリストを10日に送ったということです。

 ほかにも、11日に感染が発表された三重刑務所の男性刑務官と同居する家族で、伊勢市の小学生の男の子と20代の女性にも新たに感染が確認されました。男の子は無症状で、9日に小学校へ登校していたため、県は接触があった児童など46人を検査しています。

 また、四日市市では入院していた60代の男性が亡くなり、県内の死者は42人になりました。

 三重県の12日時点での病床使用率は36.7%で、感染者数は2357人になっています。