元・第72代横綱 稀勢の里の荒磯親方が東海ラジオの『荒磯親方 横綱人生道』で、「横綱土俵入り」ついて話した。

 横綱土俵入りには、雲竜型と不知火型がある。荒磯親方は雲竜型だった。雲竜型を選んだ理由について「小さいときから、横綱といえば雲竜型というのが頭にあった。土俵入りの真似をするときは雲竜型だった」と話した。

 しかし、親方の師匠である故・鳴戸親方(元横綱隆の里)は不知火型だった。違う型を選んだことになるが「師匠の師匠は雲竜型で、師匠も違う型を選んだことになる。(師匠と)違ってもいいんだと思った」ということだが「師匠が亡くなったあとで(横綱に)昇進したので(もし存命だったら)何と言っただろうと考えることもある」そうだ。

 雲竜型に決めるにあたっては「多くの人の言葉、元横綱の話などを聞いた」と言い、その中で「変えてもいい」とも聞いたという。また、土俵入りは「子供の頃から真似をしていたので、すんなりとできた」というが「足の運びはむずかしい。指導は芝田山親方(元横綱大乃国)から受けながら稽古した」と話した。

 横綱土俵入りの「雲竜型」と「不知火型」とでは、綱の締め方も違う。綱でつくる輪が、雲竜型がひとつで、不知火型がふたつ。大相撲3月場所は、両国国技館で14日開幕する。横綱土俵入りにも注目してみたい。