
名古屋・栄の久屋大通公園の再生について検討する有識者懇談会が29日に開かれ、錦通りから南側のエリアについて4つのゾーンに分けて再整備する案が示されました。
名古屋の中心部・栄に南北に広がる久屋大通公園は、錦通より北側のエリアが、民間事業者に収益施設の設置を認めて公園の整備費用の一部を負担してもらう、パークPFI方式で再整備されています。
名古屋市は29日の有識者懇談会で、錦通りから南側のエリアについて、希望の広場を「まちのラウンジゾーン」に、エンゼル広場とエディオン久屋広場を「動と静のハイブリッドゾーン」にするなど、4つのゾーンに分けて再整備する案を示しました。
一番南の、光の広場と南噴水広場は「創造と発信ゾーン」とし、多目的アリーナも候補に集客施設を整備するとしています。
出席した有識者からは、南エリアの周辺には大型商業施設や文化施設が並んでいることに触れ、賑わい創出のために再整備を市単独ではなく、周辺事業者も含めたコンソーシアムとするなど「深掘りをした検討が必要だ」といった意見が出されました。
市は久屋大通公園の南エリアの再整備プランを、2021年度中にまとめることにしています。