愛知県は6日、新たに112人に新型コロナウイルスへの感染が分かったと発表しました。また新たに12人に変異ウイルスの感染がわかりました。

 県などによりますと、新たに新型コロナウイルスへの感染が分かったのは10代から80代の112人です。内訳は名古屋市が36人、犬山市と一宮市が6人、岡崎市と豊橋市、春日井市が5人、小牧市と豊川市が4人、瀬戸市、稲沢市、清須市、蟹江町が3人などとなっています。

 このうち、クラスターとして認定されている豊橋市の積善病院では60代から80代の患者3人が陽性とわかりました。このクラスターは71人になりました。

 6日は入院していた清須市の60代男性が5日に亡くなったことも発表され、県内の死者は594人になりました。

 また大村知事は6日夕方の記者会見で、新たに12人が変異ウイルスに感染していたことが分かったと発表しました。

 県内では3月30日から4月5日までの1週間で新規感染者に対する変異ウイルスのPCR検査を行った割合が34.5%だったということで、大村知事は変異ウイルスの感染者が増えていることを踏まえ、「(国が求めている)40%といわず、50%、60%と検査率を上げたい」と述べ、さらに割合を引き上げる意向を示しました。