愛知県は21日、新たに311人が新型コロナウイルスに感染したことがわかったと発表しました。県内で新規感染者が300人を超えたのは95日ぶりです。

 県などによりますと、感染が分かったのは10歳未満から90代の311人です。

 内訳は名古屋市が139人、豊橋市と豊田市が10人、一宮市と大府市と北名古屋市が9人、岡崎市と安城市8人、津島市7人、半田市と江南市が6人、碧南市と小牧市、西尾市、豊川市が5人、瀬戸市と長久手市、東郷町、みよし市が4人などとなっています。

 クラスター認定されている豊橋市の積善病院では、新たに20代の女性職員と、70代男性など患者2人のあわせて3人に感染が分かりました。

 豊橋市によるとこのクラスターは83人になりました。

 また名古屋市は感染が判明していた高齢者1人が亡くなったことを発表し、県内の死者は615人になりました。

 県は21日までに検査した175人のうち、118人に変異ウイルスへの感染がわかったと発表しました。

 大村知事は21日の記者会見で「しばらく300人台が続くと一気に入院患者が増える。厳しい状況がひたひたと迫っている。今日・明日で緊急事態宣言ということにはならないが緊張感をもって対応したい」と述べました。