名古屋市は17日、新型コロナウイルスのワクチン接種でキャンセルにより余ったワクチン13人分を廃棄したと発表しました。

 名古屋市によりますと、16日にワクチンの集団接種を行った40会場のうち39の会場で、キャンセルなどによりあわせて173人分が余りましたが、このうち13人分を廃棄したということです。

 ワクチンが余った場合、会場の医療従事者や市の職員が接種することになっていますが、接種に必要な券が届いていないことなどが原因で、接種できる人がいなかったということです。

 この問題を受け名古屋市は、「接種会場に来ている医療従事者については、あらかじめ接種券を発券できるようにする」として再発防止につとめる方針です。

 また名古屋市では16日、70代の男性が接種後に胸の違和感を訴え、アナフィラキシーの疑いで緊急搬送されました。男性は意識があり命に別状はなく入院はしていないということです。