名古屋市の河村市長が設置したポスト「特別秘書」について、市議会の4会派が人選や制度を改めるよう市長に要請しました。

自民党名古屋市議団の藤田団長:
「ふさわしい人材をもう1度市長さんが再検討されるなり、議会に理解が得られる制度設計をもう1度やり直されないと」

 18日は、市議会の減税日本を除く全ての会派の団長が河村市長を訪れ、田中克和特別秘書について、別の人材と交代させることや、ポストそのものの廃止などを求めました。

 特別秘書は2014年に河村市長が設置し、年間およそ1000万円の人件費がかかっていますが、3年前に就任した田中特別秘書について議会側は、職責を果たしたことによる成果の説明ができていないなどと批判していました。

 河村市長は、田中特別秘書が学校へのタブレット導入に尽力したことなどを挙げ、要請に応じない考えを示しています。