梅雨前線の影響で東海3県は21日、5月としては記録的な大雨となりました。愛知と岐阜のおよそ2万6000人に、警戒レベル4の避難指示が出されました。

 24時間の降水量は、名古屋で101.0ミリ、愛知県豊根村で219.0ミリ、岐阜県下呂市萩原で196.5ミリなど、各地で5月としては観測史上最大を記録。

 この大雨の影響で、愛知県豊田市で50代男性が職場2階の窓を閉めに行ったところ、転倒し軽傷。また岐阜県中津川市では、土砂崩れに乗用車が突っ込みましたが、運転していた50代男性にケガはありませんでした。

 去年7月に氾濫した飛騨川は、「避難判断水位」近くまで上昇。下呂市では危険な場所にいる人が避難をすることになる警戒レベル4の「避難指示」が出されました。

避難した住民:
「心配やな、前のことがあるもんで」

 岐阜県内では下呂市、中津川市、恵那市、郡上市、高山市の5市2692世帯6722人に避難指示が出され、18世帯63人が避難。

 また愛知県内では、瀬戸市と豊田市の2市8590世帯2万160人に一時避難指示が出されました。