三重県では26日、新たに32人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、変異株には新たに患者107人の感染がわかりました。

 新型コロナウイルスへの感染がわかったのは、四日市市や津市に住む10歳未満から80代までの32人です。

 玉城町に住む保育園児の男の子と女の子は、同居する家族が感染したため検査を受けたところ、陽性が判明しました。2人は家族の感染がわかるまでは登園していたため、県は保育園の園児や職員合わせて約100人を検査することにしています。

 四日市市の中学校に通う男子生徒は、発熱などの症状が出たため検査を受けて感染がわかりました。この男子生徒は症状が出る2、3日前まで登校していたほか、屋外でのスポーツのクラブ活動に参加するなどしていたため、市が接触があった生徒など約70人を検査しています。

 また、津市の陸上自衛隊久居駐屯地に勤務する50代の男性職員の感染もわかりました。久居駐屯地では5月9日から春日井駐屯地の隊員との合同訓練が行われていて、これまでに感染がわかっている自衛隊員3人とこの男性職員との接触はないということで、県が感染経路を調べています。

 そのほか、県内の感染者には含まれませんが、クラスターになっている桑名市の「アンパンマンこどもミュージアム&パーク」では、新たに従業員3人の感染が確認されました。この施設での感染者はこれで8人になり、県はテーマパーク内にあるテナントで働く別の従業員ら88人も追加で検査することにしています。

 変異株にはこれまでの陽性患者の中から新たに10歳未満から80代以上の107人が感染していたことがわかりました。

 また107人とは別に、これまでに変異株への感染が判明していた40代男性が「インド型」だったことがわかりました。

 三重県の26日時点での病床使用率は34.6%で、累計の感染者は4759人です。