三重県では6月1日、新たに22人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10代から60代までの22人です。

 津市の50代の男性2人は「パナソニックライフソリューションズ社津工場」に勤務する従業員で、職場の同僚に感染者が出たため検査をして陽性が判明しました。

 この会社での感染者が6人になったため、県は79例目のクラスターとして、同じフロアで働いていた残りの従業員85人の検査を進めています。

 四日市市の高校に通う女子生徒は、咳などの症状が出たため、同居する母親と一緒に病院で検査を受けたところ、2人とも陽性が判明しました。女子生徒は症状が出る2日前までは登校していたため、市はクラブ活動やクラスが同じ生徒など79人の検査をしています。

 桑名市の病院に勤務する看護師で、30代の女性は発熱したため検査して感染がわかりました。県が接触者にあたる病院職員など13人の検査を進めています。この看護師のワクチン接種の有無については、県は公表しないとしていますが、病院での高齢者へのワクチン接種業務には影響はないということです。

 6月1日は、入院していた80代女性が30日に亡くなったことも発表され、県内の死者は107人になりました。

 三重県の1日時点での病床使用率は30.9%で、累計の感染者数は4918人です。