19歳で全米女子オープン最年少優勝を果たした笹生優花選手はフィリピン生まれですが、実は三重県にある高校の卒業生でした。

 全米女子オープンで優勝し、一躍女子ゴルフ界のニューヒロインとなった笹生優花選手。2016年に伊勢志摩サミットが開かれた三重県志摩市の賢島にある通信制高校の卒業生でした。

 志摩市の近鉄賢島駅から500mほどの場所にある通信制の代々木高校。笹生選手はアスリートゴルフコースに通い、去年3月に卒業したばかりです。2017年からの3年間、年に1回、スクーリングのために登校していました。

 2年前、当時の志摩市長を表敬訪問した時の写真では、ブレザー姿に2018年のアジア大会で優勝を果たした際のメダルが輝いています。

 志摩市のリアス式海岸の風景を一望できる横山展望台では、合宿中に同じゴルフ部の仲間と記念撮影をしていました。

 そんな笹生選手が、賢島での合宿で泊まっていたのが、港からほど近いホテル「はな屋」。

ホテル「はな屋」の広岡さん:
「すごくうれしいですし、宿泊していただいていたので、身近な存在が全然手の届かない方になってしまったんだなと思っています。また来ていただけたらすごくうれしいです。頑張ってください」

 練習拠点も高校からほど近い「賢島カンツリークラブ」。笹生選手は毎年、この自然豊かな賢島のコースで練習をしていました。

賢島カンツリークラブ 前田稔支配人:
「この度の快挙、大変おめでとうございます。また今後、世界に向けて一段と飛躍されることを祈念しております」

 また、笹生選手が通っていた代々木高校ゴルフ部の吉岡監督は…。

代々木高校ゴルフ部の吉岡監督:
「日本のゴルフ界を引っ張れる立場になってきたと思うので、子供たちが憧れてたくさんゴルフを始めてくれたらいいなと思いますし、日本のゴルフが盛り上がることを心からうれしく思います」